「それにしてもさ、
何でこっちの世界はこんなに水不足なの…?」
-ズズッ-
「…美味しいなぁ、この焦げ茶!」
-ズズズッ♪-
「水公爵のせいですよ…!!」
「み?水公爵〜?…何それ?」
「水を買い占めている強欲どものこった」
「水を買い占める〜っ!?」
「そうだ〜!水を買い占めてやがるんだ〜!!」
水を買い占める…!?
そんなひどいこと…!!
「…許せぇないっ!!」
-スチャ!!-
-ヒョイ-
-ボコッ!-
「おお〜!危ねえなぁ〜!
子分が親分を切るんじゃねいや〜い〜!」
「おお、ゴメン…イサオ…!」
「ありぇりぇ…ど、どうしたのかな〜?
アヒルどのは〜」
「ふふふ、痛いですよ、じっぺいさん!」
「ご、がめんねっ!!許して…!!」
「大丈夫です…」
「で、でもさ!
水を買い占めるなんておかしくない!?」
-ひゅん!-
-ヒョイ-
-スカッ-
-スルッ-
「…振り回すなって…」
「が、ゴメン…」