言葉がわからない…


「…う…う〜ん…」

はっ!

「くっ、くさいっ!!!!!!!!!!!!!

…んっ!?

ありぇ?おかしいな?

全然臭くないぞ?ありぇりぇ???」

-ガラッ!-

「お〜!

起きたか〜〜〜!

どうじゃ〜寝覚めは〜〜〜!?」

「えっと…

何だかすごっく臭っい気がしたんですけど…

特別何か匂うってわけじゃなくて、

不思議な感じで…」

「ほほ〜〜〜!

何故かの〜〜〜!」

「…っておりぇ、

話の途中で寝っちゃってました!?

…す、すみません…!」

-ぺこり!-

「いやいやいやいや〜〜〜!

は、話の内容が少し複雑だったからの〜〜〜♪

がははっ!」

「ああ!そうだった!

じせいずうたいとか、こんぴゅ〜てんとか…」

んっ!?

「こ、ここここ、ここどこですかっ!?

ありぇりぇりぇりぇ〜!?」

「おお〜〜〜っ!

退屈して居眠りこいて居ったから、

ちょいとわしの仕事場に連れてきたのじゃ〜っ!

息抜きになろ〜〜〜!?」

「やった~♪

なんかここ、

色んな機械があって面白いです!」

「ははは〜〜〜!

あそこは冷えるしな〜〜〜っ!

山は寒い!

寒すぎるわ〜〜〜っ!!」

「そんなに寒いですか?」

「いやもう、腹が立つくらいになぁ〜〜〜♪」

「は、腹が立つほど寒い…」

オモシロい表現だな…♪

「熱い大地はますます暑く!

そして寒い大地はますます寒く!!

めっちゃくちゃな大気の乱れ!!

死ぬな!

このままいくと!」

「だっ!誰が死ぬんですかっ!?」

-ガタッ!-

「もちろん真っ先にわしじゃ〜〜〜!!

寒くて死ぬわ〜〜〜っ♪

がっはっはっ!」

「おっ、おじさんからですか!

…はっはっはっ♪」

「そうじゃ〜わしじゃ〜〜〜!

故郷を離れ、異国にて寒さでくたばる!

ひ〜さぬや〜!」

「ひ〜さぬや〜?」

「さむい〜ってことじゃ〜〜!

べり〜こ〜るどね!」

「おっ、おじさんはどこから来たんですか!?」

「龍宮〜!」

「あっ!それで寒がりなんだ~♪」

「に〜に〜、まなぶに〜だね〜♪

勉強し過ぎて、

まなぶり〜にならんようにね〜〜〜♪」

???

...!

「取ってこい!」

-ひゅるっ!-

「これでよしっと♪」

「おっ!

使いこなしておるの〜〜!

少し改良しておいたよ〜〜〜!」

ありぇりぇ♪

おじさん、言葉が混じってきた!

「おじさんは薩摩訛りで話すときがありますね!」

「そうそう!

ときたま出てくるんよ!

筑紫の訛りも出るよ〜〜!

ここに来て長いからね!

ふぅ…」

ありぇ…薩摩の話は、まずかったのかな…

「あの…気分悪くしちゃいましたか…?」

「なにをっ?ホワットゥ???」

「あ、いや、その薩摩のことなんですけど…」

「???

…!

あ〜〜〜っ!

がっはっはっ♪

に〜に〜、まなぶり〜だ!

がっはっはっ!」

ありぇ...?

ありぇありぇ...??

「過ぎたことだよ〜〜〜♪

昔のこと知っているの、いいことだね!

でも、過去に捉われたらダメだね♪

わかる〜?」

「…」

うっ、ちょっと自分が情けなくなってきたぞ…

「デリカシ〜は大事ね♪

がはっ、がはははっ!」

「…ふへへ♪」

-プゥ♪-